苦手な人との関係を劇的に改善!日常のストレスを減らすちょっとした方法

仕事をしていると、どうしても苦手な先輩や上司に出会うことがありますよね。言い方がきつい人、否定ばかりする人、自分の意見を聞き入れてくれない人…。などなど。そんな、苦手意識のある人たちとどの様に付き合っていけばいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?実は、その苦手意識を克服するための方法がいくつかあります。今回は、私が実際に教えている、苦手な人との関係を改善するための具体的な方法と、そのメリットについてお話します。

めんたるたろう

あなたはどんなタイプの人が苦手ですか?私は何といっても威圧的な人。とくにそれが会社で上下関係にあり、上の立場の人だとなおさらです。あとは、否定ばかりする人。
最近では、話すと普通なんだけども、チャットやラインなどのやり取りになると言葉がきつくなる人もいるように感じます。

相手との中途半端な距離感が苦手意識を強める!

苦手な人に対して、どう接するべきか迷いますよね。しかし、ここでよくあるのが「中途半端な距離感」で接してしまう場合です。この中途半端な距離感は、あなたの苦手意識を強めてしまいます。中途半端な距離感を保ってしまった状態で相手と接触すると、中途半端に接触回数が少ないため、苦手意識のまま接することになります。そして、相手のいない場所では常に「苦手な相手から何かされないだろうか」「あの人だとこんな風に否定してくるんだろうな」などと、勝手に想像してしまいます。これは、中途半端な距離で苦手な人との関係を作っていることが原因です。

では、どうするといいのかというと、2つの方法があります。

一つ目は「一気に距離を置く」ことです。相手との関りを極限まで減らし、距離を離します。そうすることで、相手のことを考えない時間がうまれ、苦手意識が薄れてきます。もちろん、この方法は、相手との関係が既に悪化していたり、距離をとることが現実的である場合に可能です。

そうは言っても、直属の上司とかだと距離なんて取れなかったりしますよね。そんなときは、二つ目の「自ら積極的に毎日接触する」ことが意外と解決につながります。これは挨拶をしたり、簡単な会話をしたりするだけでも問題ありません。毎日、少しずつ接触を増やしていくことで、相手に対する恐怖心が薄れていきます。一見、接触回数が増えると、恐怖が増すようなイメージがありますが、逆に「勝手な相手に対するイメージによる恐怖」が解消できることがあります

めんたるたろう

人は、未知のものに対して恐怖を感じやすい性質があります。そこで、実際に積極的に接触することで、勝手な恐怖イメージが払しょくされます。

苦手意識を根本原因から取り除く:「相手を上に置く」クセとは

苦手な人に対する恐怖や不安の原因の一つとして、多くの人は相手を自分より「上」に置いてしまうというクセがあります。これは特に上司や先輩など、役職がある相手に対して起こりやすいです。私たちは、無意識のうちに「上司」「先輩」という役割を過剰に意識し、相手を自分よりも上位に位置付けてしまうのです。

無意識に相手と上下関係を作ってしまう

この心理的な上下関係を解消するためには、まず「相手を上に置く」という思考パターンを変えることが必要です。確かに、会社の役職上は上司や先輩が自分よりも上位にいることは事実です。しかし、それが直接的に人としての価値を決めるものではありません。ここで重要なのは、「誰に対しても自分を下に置く」という思考をやめることです。

めんたるたろう

あなたが知らないうちに設定している「上下関係」によって、相手に対する感じ方も変わってしまいます。しかし、この上下関係は実はあなたの思考のクセが作り出したものです。なので、自分の意識を変えると変わるのです。

あなたの中に色々な価値観を育てましょう

価値観を増やすことで心理的な上下関係をなくす

人を上下関係で捉えてしまうもう一つの原因は、私たちが持っている価値観の数が限られている場合があるからです。例えば、「仕事ができる」という一つの価値観だけで人を判断してしまうと、仕事が得意な上司や先輩を自然と自分よりも上に置いてしまいがちです。しかし、価値観を増やすことで、この心理的な上下関係を解消することができます

例えば、「ユーモア」「知識量」「優しや」「思いやり」など、多様な価値観を持つことで、人を多角的に見ることができるようになります。これにより、相手の一面だけを見て評価するのではなく、複数の側面から相手を捉えることができるようになり、心理的な優劣が生じにくくなります。結果として、苦手意識が和らぎ、よりフラットな関係を築くことが可能になります。

この価値観は一朝一夕では身に付きません。日ごろから、色々な人と話をしてみたり、違うコミュニティに参加するなどしてみましょう知らない人と会うのが怖い人は、例えばアニメを見るとか、ヒューマンストーリーの映画をみるなどでもOKです。私の場合は、主に書籍を読んだり、メンタルクリニックの先生、リワークの先生やそこで出会った人たちと話をすることで、色々な価値観を育てています。

それでも苦手な人に対して過剰に反応してしまう場合は

もし、これらの方法を試してもなお、相手に対する恐怖や不安が解消されない場合、それは過去のトラウマが影響している可能性があります。特に、幼少期の経験や過去の人間関係に由来するトラウマが、現在の人間関係に影を落としている場合があります

このような場合には、ヒプノセラピーを検討するのも一つの有効な方法です。ヒプノセラピーは潜在意識にアクセスし、過去のトラウマを解消するためのセラピーです。トラウマに由来する恐怖や不安を和らげることで、今の人間関係をより健全に保つことができるようになります。

まとめ

苦手な人を克服するためには、まず自分がどのアプローチをとるべきかを考えることが重要です。極力、距離を置いて離れるか、それとも逆に毎日少しでもいいから積極的に挨拶などをして接触を増やすか、あなたが置かれている状況や、取れる選択肢に何があるかを確認してみてください。また、相手を「上に置く」思考パターンを変え、価値観を増やすことで、心理的な上下関係を解消することができます。それでも解決しない場合には、ヒプノセラピーを活用して、根本的なトラウマにアプローチすることが有効です。

これらの方法を取り入れることで、苦手な人との関係が改善され、職場でのストレスが解消されるでしょう。結果として、よりよい人間関係と快適な職場環境が手に入るはずです。